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NSC発行「Safety + Health」2001年3月号

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AED(自動体外式除細動器)使用を試験

これまでの調査で、自動体外式除細動器(AED)が、飛行機内で人命を救助することが証明されている。今度は、連邦政府出資の臨床試験で、全米25の大都市の事務所、アパート、高齢者センター、その他の公共施設で、心拍を標準律動に戻すことができるよう、よきサマリア人(困っている人の真の友)を訓練しうるかどうか、調査した。

調査員らは、各都市の40ヶ所に、携帯用除細動器を設置し、ボランティア数百人に対し、その使い方を訓練できるよう、準備した。ボランティアは皆、心拍停止状態を識別できるよう、また、911番に通報し、心肺蘇生術(CPR)を実施できるよう,訓練を受ける。調査箇所の半数には、AEDを設置、この利用方法について訓練を受けたボランティアを配備する。2ヵ年にわたるこの調査では、長期的な結果を追跡し、突然の心拍停止に陥る人々一人当りのコストを見極める。