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NSC発行「Safety + Health」2001年4月号

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英国の調査:休業延長は、腰痛を治さない


ロンドン − 医師団が最近発表したところによると、休業の延長は、腰痛には最悪の対応かもしれないようだ。
 英国医科大学労働医学部の実施した腰痛調査によると、全く動かないのは、多くの場合、回復を遅らせる。短期の腰痛は、できるだけ早く職場復帰し、「腰痛を避けて働く」のが最良で、長期休業はむしろ、軽症の腰痛を慢性的な健康問題へ転じる可能性がある。同大学のティム・カーター代表は、腰痛の5%のみが長期休業に値すると述べた。
 アドバイスは、同大学が作成した「職場での腰痛管理のための労働衛生指針:実態の再検討と勧告」と題する腰痛治療ガイドラインに載っている。この報告書は、インターネット、www.facoccmed.ac.uk/PubBooks.htmで入手できる。