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NSC発行「Safety + Health」2001年4月号

OSHAの最新情報


諮問委員会、ブッシュ政権に労働安全の優先を要請

官公庁労働組合及び政府機関管理職員16名からなる諮問委員会は,環境問題と併せ,労働者の安全衛生保護を、連邦政府の「根幹的管理価値基準」とするよう、ブッシュ政権に要請すると議決した。
 同委員会によれば、民間部門の使用者が、過去10年間に傷病率の低減や有毒物質の排出削減において、空前の改善をみせたのにもかかわらず、政府は、十分参与しなかった。
 同委員会はまた、民間使用者の義務を定める立場にある連邦政府は、労働者および環境保護の範を示すべきであると指摘している。
 議会および連邦政府機関は、民間部門に課している規制を自ら採択していないとして、ひろく批判されている。上院雇用・安全・訓練小委員会の委員長を務めるマイク・エンジ上院議員(ワイオミング州、共和党)は、OSHA基準を連邦政府機関に適用しようと推進している。
 同委員会の結論は、正式な勧告となる前に、エレイン・チャオ労働長官の再検討を受けねばならない。