このページは国際安全衛生センターの2008/03/31以前のページです。
NSC発行「Safety + Health」2001年6月号

ニュース


EPA、企業の鉛排出量公表を義務化


ワシントン − 新しいEPA規則により、企業は、大気、水資源と地表への鉛排出についてより詳細を報告せねばならない。この新規則は、推計11,680の事業場に適用される。ほぼ1万増である。
 以前は、年間2万5千ポンドを超える鉛を生産・加工する、ないし、1万ポンドを超える鉛を使用する事業場に、報告が義務付けられていた。今後は、鉛又は鉛化合物の排出量計が100ポンドを超える場合に、それを報告せねばならない。
 この新しい規則は、有毒物質排出調査記録に定められており、今年から発効する。2001年度の鉛および鉛化合物排出報告書は、2002年7月迄に提出しなければならない。新しい報告義務負担にかんがみ、EPAは、この報告書提出期限までの間、各社の遵守努力を支援する。
 この新しい鉛規則は、クリントン政権末期に公布された。ブッシュ政権は、発足後数週間は、同規則を保留したが、当初の予定通り発効するよう許可した。
 有毒物質排出調査記録に関する一般的な情報は、www.epa.gov/triで入手可能。