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NSC発行「Safety + Health」2001年6月号

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最高裁、反復的負荷傷害/ADAの場合を審理

ワシントン − 米国最高裁は、反復的負荷傷害を、1990年のアメリカ障害者法(ADA)の障害とみなせるかどうかを決定する二つの訴訟を審理すると同意した。
 トヨタ対ウィリアムズ訴訟では、最高裁は、手根管症候群が身体障害にあたるかどうか裁定する。このケースは、ケンタッキー州ジョージタウン市のトヨタ工場の組み立てラインに従事し、手首、手、腕に手根管症候群を発症したエラ・ウィリアムズ氏が関わる。同氏は、上司が彼女の配置転換を拒否したので、アメリカ障害者法に基づき、提訴した。
USエアウェイズ対バーネット訴訟では、元荷物取り扱い係のロバート・バーネット氏が、腰を傷め、高齢者用に確保してある仕事への転換を要求した。同社が拒否したので、バーネット氏は、ADA法に基づき、訴訟を起こした。