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NSC発行「Safety + Health」2001年7月号

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ILO、安全指針を採択

 スイス、ジュネーブ − 国際労働機関(ILO)は、労働安全衛生管理システム(OSHMS)の技術指針を採択した。同指針は、労働災害の削減に向け、団体や各国の支援を目的としている。
 労働安全衛生管理計画のジョアナ・ボアザダ部長は、同技術指針は、ILO基準の設定に向けた第一歩となろうと語った。同指針は、ISO(国際標準化機構)の基準を阻む可能性が高い。
 類似の基準につき作業中の米国規格協会対策委員会は、同委員会に近い情報筋によれば、「新国際指針に配慮する」。
 ILO指針は、いかなる団体、国でも採用できるよう、広範な内容を持ち、労働者参加、適性と訓練、体系的な文書整理、災害調査と管理の見直しといった、馴染み深い話題を網羅している。
 国連の関連機関としてジュネーブに本部を置くILOは、「不平等、辛苦と窮乏」を伴う労働条件に対処する国際基準の採択を目的として、1919年に創設された。
 同指針は、www.ilo.org.で入手可能。