このページは国際安全衛生センターの2008/03/31以前のページです。
NSC発行「Safety + Health」2001年7月号

ニュース


上院での勢力交替で、内閣の任命が遅延

上院で民主党が優勢を得、内閣の主要ポストは、恐らく今年末までの間、空席のままとなる可能性がある。
 EPA(環境保護局)、連邦危機管理庁等各省庁の322席の上級ポストのうち、76席は、期日までに確定。全ての政府機関を含む、より広いくくり方では、492席中108席の任命が確定したと、USAトゥデイ紙は報じた。
 ワシントンのブルッキングズ研究所によると、印刷開始時点で、労働省の任命ポスト18席のうち、埋まったのはわずかに6席。厚生・人的サービス省では、15席中3席であった。
 任命における最大の障害は、全ての任命ポストに要する複雑な背景調査で、これに数ヶ月を要すこともある。背景調査は、ホワイト・ハウス、上院のほか、FBI、行政倫理局など、いくつかの政府機関も加わって、実施される。
 通常、任命ポストは、夏までに埋められる。クリントン前大統領の任命は、1993年秋まで承認されなかった。専門家は、ブッシュ新政権が全陣容をそろえるのは、2002年になるだろうとみている。


人材募集中
 大統領任命の閣僚ポストはすべて上院で確定されたものの、次官ポストの大半は、空席のままである。


役職数 確定ポスト
農務省 14 5
商務省 24 9
国防省 45 10
教育省 15 1
エネルギー省 16 5
環境保護局(EPA) 12 1
連邦危機管理局 4 0
厚生・人的サービス省 15 3
住宅都市開発省 15 4
内務省 16 0
司法省 34 5
労働省 18 6
国務省 47 17
運輸省 17 3
財務省 19 2
復員軍人省 11 5


出所:大統領任命イニシアチブ、ブルッキングズ研究所