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NSC発行「Safety + Health」2001年7月号

ニュース


議員ら、ドライバーの携帯電話使用禁止を提案

携帯電話の使用で注意散漫な運転がもたらした交通死傷事故についての数週間にわたる証言を受けて、ゲイリ−・アカ−マン下院議員(民主党、ニューヨーク州)とジョン・コーザイン上院議員(民主党、ニュージャージー州)の両氏は、ドライバーの携帯電話使用禁止法案を提案した。「携帯電話の誤用は、道路や高速道路での新手の恐怖となっている」とアカ−マン議員。
 同法案は、全米の携帯電話加入者、推定1億1千5百万人の車内通話規制を求める公衆の抗議に応える、新たな一歩である。ABCNEWS.comの世論調査では、回答者の69%は、運転中の手持ち携帯電話の使用は違法とすべきであるとし、約72%は、握り不要の携帯電話は合法とすべきである回答した。
 アカ−マン議員の法案は、握り不要装置のない携帯電話の使用は禁止する。この禁止を実施しない州は、連邦高速道路予算の一部を失う。コーザイン議員の法案は、各州に規制を委ねる。両法案共、各州独自の刑罰を認めている。
 多くの州議会も、対策を検討している。デンバーの全米州議会会議によれば、38州で約100法案が、通信技術の利用規制を目指している。

大衆の携帯電話使用支持は明々白々
69%は、ドライバーによる手持ち携帯電話の使用は違法とすべき、28%は、握り不要の携帯電話の使用は違法とすべきだと、信じている。出所:ABC NEWS.com