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NSC発行「Safety + Health」2001年8月号

OSHAの最新情報


小規模事業規制緩和法案


クリストファー・“キット”・ボンド上院議員(共和党、ミズーリ州)は、小規模企業にしわ寄せの出る新法規をなぜ推進するのか、小規模企業によく説明するよう、OSHA等規制当局に義務付ける法案を提案した。
 同法案では、小規模企業は、小事業委員会による規則作成検討に先んじて、当局の決定に関し、裁判所の再審理を求めることができるようになる。
 ボンド議員は、上院が民主党優勢となる前、上院小規模事業委員会の委員長職にあった折、政府機関説明責任法を提案した。同議員は、新しい連邦法規で、企業によっては廃業したり、環境その他の理由で禁じられた技術に代わる、新技術の導入を阻止した例を引用した。議会は、ボンド議員の小規模事業法規施行公正法を1996年に成立させたが、「連邦政府機関は、義務を怠るのを繰り返している」と同議員。
 ボンド議員のスポークスマンは、民主党支配の上院で、共和党が、そのような産業有利の法案を持ち出すのは困難であると認めた。
 ボンド議員から、上院小規模事業委員会委員長職を引き継いだ、マサチューセッツ州選出のジョン・ケリー民主党議員は、規制当局による小規模事業法規施行公正法および規制弾力法の遵守徹底に向け、ボンド議員と協力したい意向だと、ケリー議員のスポークスウ−マンは述べた。スポークスウーマンによれば、事実、ケリー議員は、前回の議会で、ボンド議員と同法案を共同提案した。しかし、新ボンド法案は、小規模企業に対する政府当局の説明責任の「無差別拡大」を要求しており、ケリー議員は、それは時期尚早であると考えていると、同スポークスウーマン。