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事実を直視し、目の負傷を防ぐ

資料出所:National Safety Council (NSC)発行
「Safety + Health」2001年10月号 p.65
(訳:国際安全衛生センター)


労働省によると、アメリカの職場では毎日1000件の眼の負傷が発生していると推計されている。これらの負傷は損失生産時間、医療費、労災補償費の形で、毎年3億ドル以上のコストを企業に強いている。

労働者が業務上の目の負傷を防止するにはどうすればよいか。

  • 目の保護具を着用する。労働統計局は、業務上で負傷した労働者のうち、ほぼ5人に3人の割合で、負傷発生時に目の保護具を着用していなかったと報告している。
  • 個々の業務に合った適切な目の保護具を知り、使用する。
  • 目の保護具を正しく装着し、目とレンズ間で空気が回流するようにする。業務上の目の負傷の94%は、化学物質が保護具の回りや下から進入したことによる、と労働統計局は報告している。
  • 化学物質を扱う場合は特に注意する。統計によると、目の負傷全体の5分の1は化学物質に起因する。
  • 飛来粒子を回避する。労働統計局によると、目に関係した負傷の70%がこれに起因する。
  • フェースシールドとゴーグルを使用すれば、目の保護には最適である。
  • 目の保護具は傷や汚れがない状態に保ち、最良の視界を確保する。