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NSC発行「Safety + Health」2001年10月号

ニュース

2002年に健康保険料大幅引き上げの見込み

 ワシントン − USAトゥデイ紙によると、保険各社は、国内企業に対し、2002年に、13% から最高50%までの範囲の健康保険料引き上げが見込まれると通知している。この急増の原因は、医薬品や病院、医師費用の増加である。また、連邦アナリストによると、患者の権利章典(a patient's bill of rights)が議会を通過すれば、健康保険料は、向こう5 年間でさらに4〜5%上がる可能性がある。
 ニューヨークの保険給付金コンサルタント業、マーシュによると、中小企業は、2000 年には9.2%の保険料率増をみた。全規模の企業では、8.1%の増加であった。同紙によると、企業の多くは、保健費用を縮小するため、従業員に禁煙、減量、健康増進のための運動を奨励し始めた。アーカンザス州ベントンビル市に拠点を置く巨大小売業のウォールマートでさえ、2001年第2四半期の収益は、売上高を上回る伸びをみせる保健費用などの要因で、減収となった。


出所:ヒューウイット・アソシエーツ(Hewitt Associate)、2001