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NSC発行「Safety + Health」2001年10月号

OSHAの最新情報


労働組合、エルゴノミクス基準復活に向け、陳情運動を計画

 AFL-CIOは、この3月に廃案となったOSHAの新エルゴノミクス基準を復活させようと、ロビー活動を計画、これについてはかなり楽観的である。
 エルゴノミクス問題に関する労働省主催フォーラムが、ワシントン地区で開催された同じ日、AFL-CIO幹部は、労組は、まず現在民主党優勢の上院に陳情すると報道陣に語った。次に、共和党優勢の下院での賛成票とエルゴ復活法案へのブッシュ大統領の署名を求めて、国民の支持を構築しようと考えている。AFL-CIO(在ワシントン)は、「議会や法廷に出向き、労働者保護の実現に要することは、何でもする」とリチャード・トゥルムカ組合執行役員は述べた。
 労組は、3月の基準廃案投票直後に、ジョン・ブロークス上院議員(民主党、ルイジアナ州)が提案した法案の支持者と共に働きかけると、AFL-CIOのビル・サミュエル法制担当部長は述べた。同法案は、初めは、エルゴノミクス基準の支持者からは冷めた反応で受けとめられたが、これは、使用者に対し、従業員のためのエルゴノミクス・プログラム作成義務など、各種要件を明確に述べた新基準を2年以内に公表するよう、OSHAに指示するものである。
 クリストファー・ジョン下院議員(民主党、ルイジアナ州)は、ブロークス法案の姉妹法案を下院に提出した。