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NSC発行「Safety + Health」2001年11月号

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2002年度緑十字賞にライダー社長

 
アトランタ − マイアミ市のライダー・システム鰍フグレゴリー・スウィントン社長兼CEO(最高経営責任者)が、2002年度安全緑十字メダルを受賞する。スウィントン社長は、この栄誉に輝く初の運輸産業出身役員である。
 「安全緑十字メダルでライダー社とその社員が世に認められたのは、最も感動的なことであり、光栄に思う」と、スウィントン社長は、全米安全評議会の年次大会&展示会で挨拶した。同氏は、1999年にライダー社の社長兼CEOに就任した。
 「グレゴリー・スウィントン氏に安全緑十字メダルを授与することは、全米安全評議会にとってまことに喜ばしい」と、アラン・マックミラン同評議会会長兼CEO。「企業のトップは、皆、グレゴリー・スウィントン氏の手本に倣うであろう。ライダー社の安全への取り組みは、流通・運輸業界で際立ったものである。労働者の安全衛生、環境への責務と地域奉仕活動に対し、最高水準の献身ぶりを示すものである」。
 受賞指名を受けて、スウィントン社長は、ライダー社のジェフ・レスター安全衛生保安担当副社長をはじめとする、安全衛生専門家数名の貢献をすぐに挙げた。
 スウィントン社長は、DHL社、バーリントン・ノース・サンタ・フェ社などの企業で、安全分野で確固とした実績を積んだ。「安全は、これまでのどのポジションでも重要であったが、ライダー社における程、安全が、自分の職務や組織にとって枢要であったことはなかった。安全が重要である真の理由は、人間の価値にある。社員の安全衛生、顧客や地域社会の安全衛生を尊重するということである」。
 ライダー社の安全衛生チームは、物流・運輸業界一の規模を誇る組織である。チームは、運輸産業、産業安全・保安、産業衛生、プログラム管理やISO(国際標準化機構)工程開発といった専門性を有するメンバーで構成されている。
 ライダー社おなじみの引越し用レンタル・トラックは、もはや同社の事業ではない。5年前に、バジェット社に売却された。このライダー社の名は、白地の商業目的の乗り物にある。
 安全緑十字メダルは、2002年5月、ニューヨーク市ウォルドルフ・アストリア・ホテルで、スウィントン社長に授与される。