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NSC発行「Safety + Health」2001年11月号
ニュース
OSHAがNSCにスーザン・ハーウッド助成金
イリノイ州アイタスカ − 全米安全評議会(NSC)は、幹線自動車道路作業ゾーンの危険に関する教材を、行政の及びにくいヒスパニック系移民労働者向けにスペイン語に翻訳する目的で、OSHA(労働安全衛生庁)からスーザン・ハーウッド助成金を得た。NSCは、メリーランド州シルバー・スプリングにあるアリス・ハミルトン労働衛生センターと共同で、教材を作成し、訓練を実施する。
「英語を話さない人々にも行政が行き渡るようにせねばならない」と、ジョン・ヘンショーOSHA担当労働副長官は語った。「この言語の障壁は、多方面で重大な問題となっており、安全衛生の実践面でも少なからぬ問題をもたらしている」。
過去10年間で、ヒスパニック系労働者が関与した建設事故は、著しく増加した。労働省労働統計局によると、ヒスパニック系労働者の労働災害死亡者数は、1999年の725人から2000年の815人と、12%の急増である。ヒスパニック系建設労働者の死亡者数は、24%増加、1992年以来、ヒスパニック系労働者の死亡者数は、60%増加している。
ヒスパニック系労働者の安全を確保するため、数多くのイニシアチブが実施され、または、開発されつつある。ヘンショー労働副長官は、ダラス地域行政官ジョン・マイルズ氏に対し、スペイン語使用の労働者や事業所に行政が行き届くよう、OSHAの対策を調整・実施する作業チームの指揮にあたるよう要請したと述べた。「これらの労働者に、手を差し伸べるため、やらねばならないことが多々ある。移民労働者の安全の改善に向け、各種団体との連携を模索する」とヘンショー副長官。「また、近い将来、この他のヒスパニック系労働者対策プロジェクトで、全米安全評議会と協力していくのを楽しみにしている」。
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