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NSC発行「Safety + Health」2002年1月号

OSHAの最新情報


OSHA、改訂血液由来病源体基準遵守命令を公布

 OSHAは、2001年1月に改訂された血液由来病源体基準の施行に向け、新しい遵法命令を公布した。同基準は、血液その他感染性の物質への職業性暴露に適用される。
 遵法命令では、同基準の主要な新要件を大きく取り上げた。第1は、使用者の年次暴露管理計画による適切な工学的管理の再評価の一環として、より安全な注射針装置の評価・実施である。第2は、安全な注射針の選択における非管理職、第一線の従業員の関与を文書化するという要件である。第3は、汚染針による傷害記録のため、刺傷日誌を確立・維持するという要件である。
 遵法命令は、OSHA安全衛生監督官に同基準の施行を手引きし、一貫した監督手続きを採るようにした。また、1999年の命令を更新、2000年11月に可決された注射針安全予防法に基づく変更を盛り込んだ。
 同命令は、OSHAウェブサイトwww.osha.gov/OshDoc/Directive_data/CPL_2-2_69.htmlで入手可。