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NSC発行「Safety + Health」2002年3月号

ニュース

チャオ労働長官、女性局地域事務所を維持

ワシントン − エレイン・チャオ労働長官は、労働省女性局の10の地域事務所を閉鎖する提案書を棚上げした。
同省のスポークスパーソン、スー・ヘンスリー氏によれば、ブッシュ政権の2003年度予算には、長官の女性局に対する傾倒ぶりが反映されているという。
今年1月、下院議員69名からなる超党団体は、女性局の地域事務所の存続を要請する書簡をチャオ労働長官に送付した。
「女性局の地域事務所の閉鎖は………働く女性の関心事に低い優先順位をつけるものであり、われわれは、とくにこれを危惧する」と議員らはしたためた。
書簡のまとめ役、ローザ・ドローロ下院議員(民主党、コネティカット州)は、女性局は、働く女性の労働条件を改善し、効率を上げて、高収益の職への就業機会を促進するなど、働く女性の福祉を推進していると述べた。
女性の権利団体もまた、労働省予算110億ドルを370万ドル節約する事務所閉鎖案に抗議してきた。予算手続きに近い筋によると、この勧告は、行政管理予算局から出たものだが、チャオ労働長官が真剣に取り上げることはなかったという。