このページは国際安全衛生センターの2008/03/31以前のページです。
|
 |
 |
|
NSC発行「Safety + Health」2002年3月号
ニュース
不注意運転の危険性に関する調査報告
新しい2つの調査は、不注意運転による問題の増大を取り上げている。
ひとつは、リッチモンド市のバージニア・コモンウェルス大学の報告書で、不注意運転は、バージニア州の事故の主要原因であると特定。もうひとつ、バージニア州フェアファクス市のジョージ・メイソン大学の調査では、新技術とゆとりのなさが原因となり、ドライバーの注意力はこれまで以上に散漫となっていると結論づけている。
両調査とも、携帯電話だけが不注意の型ではないと強調、問題解決に向けて法令を制定する前に、もっと調査するべきであると勧告している。携帯電話と運転に関する調査は、とくにさまざまである。衝突の危険性は、調査によっては34%から400%増加すると報告するものもあり、運転中に携帯電話で話しているのは29%から44%と、調査により異なる。
「車中の複合行為(マルチタスク)は、ふつうのことになってきているが、二次的な役割にとどめるべきである」と、調査の主筆で、ジョージ・メイソン大学公衆衛生推進センターのデイビッド・アンダーソン所長は述べた。
アンダーソン所長は、調査報告書のなかで、不注意運転およびその影響を明確に規定するため、より多くの調査を実施する、事業者による教育も含めて、問題の深刻性について公衆を教育する、不注意運転を規制する法律を施行する、州レベル、地方レベルで、この問題のよりよい取締りやベンチマーク(基準)を開発するなどを提言している。
両調査報告書は、 www.vcu.edu/cppweb/tstc/sr15.html および www.caph.gmu.eduで閲覧できる。
|
|