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NSC発行「Safety + Health」2002年3月号
ニュース
生物テロの恐怖、インターネットで詐欺商売を誘発
ワシントン − 生物テロ防護用品に関する根拠のない製品説明を止めるよう、連邦取引委員会がウェブサイトの開設者に121もの警告を送付してから数ヶ月が過ぎたが、インターネットでは、多数のサイトが、疑わしい製品説明を続けている。
最初に警告を受けたのは、主に、炭疽菌その他の生物テロ因子の治療・回復に効くと主張した医薬品の宣伝者であった。新しいところでは、空気浄化フィルター、ガスマスク、防護服、紫外線機能を売買するウェブサイトが、警告を受けた。サイトの開設者は、消費者への返金に加え、連邦取引委員会法違反で、最高11,000ドルの罰金刑の対象として起訴される。
連邦取引委員会は、食品医薬品局および30州の法執行機関と協力して、まぎらわしい製品説明がないか、インターネットを調べた。その結果、EPA(環境保護局)は、アリゾナ州ギルバート市のホームランド・セキュリティ・プラス社、フロリダ州フォートローダーデール市のテスティング・キッツ鰍ノ対し、炭疽菌に効くとして売っていた殺虫剤の違法販売の中止命令を出した。
「この種のうたい文句を使うのであれば、企業は、製品が実際に効くことを科学的に証明しなければならない」と、連邦取引委員会のハワード・ビールズ消費者保護部長は述べた。
企業に対する連邦取引委員会の警告
- ガスマスク、呼吸用器具が、すべての汚染物質に対し有効であると説明してはならない。
- 製品が、公認されていない場合には、政府、軍部「公認」であると主張してはならない。
- 防護服の防護の度合いを不正確に伝えたり、誇張してはならない。
- ガスマスクのフィルターは、使用条件のよいものだけを売ること。
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