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NSC発行「Safety + Health」2002年3月号
OSHAの最新情報
OSHA、職場での除細動器の利用を推進
ホワイトハウス法制事務室の要請に応えて、OSHAは、職場での突然の心拍停止に備えて、自動体外式除細動器(AED)の配備を検討するよう、事業者を奨励する方策を講じた。
ホワイトハウス予算局内の情報・法制事務室は、職場でのAED配備を義務づけるよう、OSHAに検討を要請、その後、同庁は、AEDの利用に関するデータカードや技術資料を発行した。
ジョン・ヘンショーOSHA長官は、小型のコンパクトな装置で、心臓の律動が正常に戻るよう、電気ショックをすぐに与えれば、心拍停止に陥った人々の90%以上を蘇生させることができると指摘した。「AEDは、取り扱いが簡単で、心臓危機に陥った人々を蘇生させる点で、決定的な違いを生む」とヘンショー長官は語った。患者の蘇生率は、この種の介助がなければ、一分経過するごとに10%下がるが、3分以内に電気ショックを与えれば、AEDは、蘇生率を5%から75%に引き上げると、長官は指摘した。
1999年および2000年にOSHAが報告を受けた職場での死亡者数6,339人のうち、815人は、心拍停止によるものであった。
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