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NSC発行「Safety + Health」2002年4月号

ニュース

州政府環境予算、大幅減

 ワシントン − 不況と歳入不足により、少なくとも30の州で、本年度の環境予算が削減または減額されると、全米州議会会議は報告する。12州の環境当局は、現時点では削減されていないが、事態が変わる可能性はあると示唆した。
 「削減」は、一般的には恒久的減額を意味し、「減額」は本年度予算に限定される。環境予算が削減されたとする30州では、その総額は、約2億ドルにのぼる。30州の予算削減額の平均は、およそ650万ドル、予算の6.2%減である。
 全米州議会会議によれば、2003年度の見通しは暗い。調査した42州は、平均11%の予算削減に直面していると答えた。予算削減は、ユーザーの負担増、水資源予算の削減、水質モニタリングや水質管理プログラムでの予算縮小、職員の給与凍結、優良企業に対する監督の縮小と「不良」企業に対する監督強化、支援プログラムの削減という結果を招く。

本年度の予算削減(30州)

最高値 平均値 最低値
州別削減額(ドル) $89,100,000 $6,547,407 $18,800
削減率(大抵、一般予算の削減) 26.3% 6.2% 1.0%
予算総額に対する一般予算の割合 60.0% 21.5% 6.4%
業務予算からの削減率 100.0% 77.2% 12.7%