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NSC発行「Safety + Health」2002年4月号
ニュース
EPA法規施行部長、辞任を発表
ワシントン― 「われわれが施行しようとする規則を弱体化させようと決意しているかのようなホワイトハウスと戦うのは」固辞するとして、エリック・シェーファー氏は、クリスティ・ホイットマンEPA(環境保護局)長官に辞表を提出した。シェーファー氏は、EPA法規施行部長である。 「とどまるところを知らない延期と、エネルギー産業ロビイストらによる規則改正案のリーク(漏洩)で」、発電所に対し「提起した訴訟を足元から揺さぶられるのと、どちらがより悪質か、わかったものではない」と、シェーファー氏。「こうした提案は、本当のところ、古い「既得権にあぐらをかく」発電所を、近代的な公害管理のないまま、(排出量が増えるにもかかわらず)引き続き再建できるよう、わずかな適用免除を大きな抜け穴にしようとするものである」。 シェーファー氏は、EPAに12年間勤務した。同氏はまた、ブッシュ政権の2003年度EPA予算削減案に対し、批判的である。「ブッシュ政権の予算案は、法規施行プログラムで、2001年度のレベルを200名以上下回る人員削減を掲げており、われわれの交渉の地歩をさらに弱めるものである」と、同氏は非難する。
行政環境問題の批評家らは、大気・水質浄化に対するブッシュ大統領の無関心を示すものとして、辞任騒ぎに飛び上がった。「辞表は、ベールをはぎ取り、大気浄化に取り組んでいるとするブッシュ政権の主張の矛盾をつくものである」と、ワシントンのクリーン・エア・トラスト(Clear
Air Trust)のフランク・オドネル部長は、MSNBCニュースに語った。 本誌印刷開始時点で、EPAは、シェーファー氏の辞任または批判に関し、声明を発表していない。
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