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NSC発行「Safety + Health」2002年4月号

OSHAの最新情報


OSHA、塩化メチレン規則の遵守を支援

 OSHAは、1998年9月に改正された塩化メチレン基準の施行政策について詳細に説明し、あわせて監督ガイドラインや、当該基準の説明や解釈を盛り込んだ遵守指示書を発表した。
 指示書では、たとえば危険作業からの一時的な退去による医学的保護を盛り込んだ、医学的監視条項の改定などといった、1998年度の基準改正を要約している。もう一つの改正事項は、塩化メチレンへの最大暴露時間8時間の達成に向けて、工学的管理や呼吸器保護を採用するにあたり、猶予期間を与えられた事業者については、長期的対策が実施されるまでは、3ヶ月毎に、短時間(15分間)の暴露限界を監視するよう、義務付けられた点である。
 遵守指示書は、基準で定められた遵守期日を要約した表を掲載、また、塩化メチレン蒸気の暴露とは断定しかねる場面に遭遇した際の、OSHA監督官向けガイダンスの内容の改善を試みており、こういう場面での暴露を調べる際に役立つ器材の情報を盛り込んでいる。
 25ページに及ぶ指示書CPL2-2.70は、サイトwww.osha.govで閲覧可。