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NSC発行「Safety + Health」2002年5月号

ニュース

ブッシュ大統領、EPA高官2名を指名

 ワシントン − ブッシュ大統領の大気保全政策に抗議して、EPA(環境保護局)の法規施行担当副長官が辞任したが、産業界や環境団体は、誰が後任となるのか、首をひねっていた。ブッシュ大統領は、エリック・シェーファー氏を交替してはいないものの、法規施行担当高官職に2名を指名した。
 ブッシュ大統領は、先日、法規施行・遵守確保担当EPA副長官に、ジョン・ピーター・スワレズ氏を指名した。スワレズ氏は、ニュージャージー州賭博施行部の部長で、以前には、当時知事職にあったクリスティ・ホイットマン氏の副法律顧問を務めた。
 大統領はまた、法規施行・遵守確保担当EPA副長官補に、スティーブン・シンバーグ氏を指名した。シンバーグ氏は、ワシントンにある全米野生生物連盟で活動し、上院環境・公共事業委員会の首席法律顧問であった。
シンバーグ氏は、環境分野で20年間の経験を有するが、スワレズ氏はそうでない。これは、環境活動家が即座に指摘する点である。環境団体のアース・ジャスティスは、「スワレズ氏は、環境法規やプログラムに関する職歴がないらしい」と、公開文書で指摘した。