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NSC発行「Safety + Health」2002年5月号

ニュース

NSC「政府の日」勉強会、高齢者転倒・転落防止法案を取り上げる


 ワシントン − 全米安全評議会(NSC)の「政府の日」には、連邦議会議事堂で、NSCの支部幹部、職員35名が、2002年度の高齢者転倒・転落防止法案について、83名の議員およびそのスタッフと話し合った。この勉強会により、議員数名が、同法案の共同発起人として署名した。
 「驚異的だ」と、大セントルイス安全評議会のレスリー・フォラン常務理事。同氏は、下院議員1名、上院議員1名、議員補佐官4名と会合した、「彼らはすばらしく、熱心で、プロであり、われわれを快く受け容れてくれた」。
 ネブラスカ州の大オマハ安全衛生評議会のケイ・ファレル会長兼CEO(最高経営責任者)は、NSCグループがよい反応を得た理由のひとつに、法案が支持しやすいことが挙げられると述べた。
 「同法案が、将来、どういう意味をもたらすかを考えれば、法律として成立するのになんら問題はないと思う」とファレル会長。
 同法案は、高齢者の転倒・転落を減らすことを目的とした教育、調査、デモンストレーション・プロジェクトに対し、資源を提供するものである。転倒・転落は、65才以上の人々の傷害による死亡原因のトップである。
 NSCグループはまた、一般人が自由に利用できる除細動プログラムの実施を推進するため、州政府その他に資源を提供する法案について、下院議員らと話した。同法案には、心肺蘇生法(CPR)訓練、体外式自動除細動器の購入、除細動器の利用についての公衆の訓練なども含まれる。同法案は、すでに上院を通過した。