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NSC発行「Safety + Health」2002年5月号

OSHAの最新情報

ヘンショー副長官、OSHA監督官の認定書取得を奨励

ジョン・ヘンショーOSHA(労働安全衛生庁)担当労働副長官は、事業者の高い評価を得られるよう、同庁の監督官に対し、認定書の取得を熱心に奨励している。
 ヘンショー労働副長官は、監督官に認定書取得を義務付けるわけではないが、「われわれが認定を尊重するということを示し、認定書を容易に取得できるようにしたい」と述べた。これは、2002年度予算として議会が承認した、認定書取得予算の活用も視野に入れたものであろう。作業チームが、この目的をどう達成していくか、監督官の新しい資格審査プロセスも含め、案を練っているところである。
 現在、監督官2千余名のうち、わずかに約150人が、公認安全専門家または公認産業衛生士である。
 米国産業衛生協会(AIHA)のアーロン・トリップラー政府問題担当部長は、OSHAの問題の一つに、召喚状を作成する監督官が、しばしば召喚される企業の担当者に比べ、安全違反のあった問題についての理解が乏しいことが挙げられると語った。トリップラー氏は、これではOSHAの「信用問題」を生起するとのヘンショー労働副長官の主張に、同意すると述べた。