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NSC発行「Safety + Health」2002年5月号

OSHAの最新情報


OSHA第4地域事務所、墜落・転落防止プログラムを作成

 OSHA 第4地域事務所は、とくに建設産業における墜落・転落防止に的を絞った、新しい特別強調プログラムを実施している。
 OSHA統計によると、アラバマ、フロリダ、ジョージア、ミシシッピー4州における昨年の死亡災害の33%は、墜落・転落によるものであり、この70%は、建設現場で発生した。同期間中、第4地域事務所支部は、墜落・転落による死亡事故83件を調査したが、うち58件は、建設産業であった。
 OSHAは、管轄地域での墜落・転落事故の減少に向け、教育講習(訓練用CDを含む)と立ち入り検査との組み合わせを活用すると述べている。
 OSHAの労働監督活動から独立して活動する9名の遵法支援専門官は、求めに応じ、事業者、労働者の危険認識・予防を支援する。
 「墜落・転落防止手段が講じられていたならば、死亡者の多くは助かっていたであろう」と、アトランタ市のOSHA第4地域事務所のシンディ・コウ所長は語った。