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NSC発行「Safety + Health」2002年6月号
ニュース
労働省、鳥肉工場の賃金慣行をむしり取る
ワシントン − メリーランド州ソールズベリー市のパードゥー・ファームズ鰍ヘ、労働省との和解で、従業員に着用を義務付けていた作業着、保護具の着脱時間について、補償する旨合意した。この合意は、米国内の同社の鳥肉工場での現行および今後の賃金慣行を変更し、従業員2万5千人への賃金を遡及払いするというものである。パードゥー社は、賃金慣行の変更に同意した、初の鳥肉工場である。
労働省によると、鳥肉産業では、慣習上、作業着の着脱、無菌化に要する時間については、賃金を支払わない。従業員は、生産ラインがスタートするときには、作業着を着て作業に取りかかる用意ができているよう求められているが、装備を身につけ、退社前に掃除する時間については、賃金は支払われていなかった。
労働省は、従業員は、業務関連の作業に費やした時間を含む、すべての労働時間について賃金を支払われるべきであるとして、公正労働基準法のもと、パードゥー社を提訴した。
労働省は、アーカンザス州スプリングデイル市のタイソン・フーズ社についても、アラバマ州ブラウンツビル工場の従業員に代わり、同様に提訴している。
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