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NSC発行「Safety + Health」2002年6月号

ニュース

EPA、小企業から生物テロ調査案を募集

 ワシントン − EPA(環境保護局)は、テロ対策の一環として、環境生物テロの探知や除染技術に関する調査について、小企業から提案を募っている。
 具体的には、EPAは、今後の調査分野として、3分野を特定した。
  • 博物館、歴史的家屋、役所の重要かつ特別な物品の除染システム。重要物品とは、芸術品、僧服、衣類、希少な書物、歴史的書類、骨董などである。
  • 小規模の商業建物、共同住宅、家屋の暖房、換気装置、エアコン設備の除染技術やサンプリング・システム。EPAは、とくに、紫外線、オゾン、音波クリーニングなどといった環境にやさしい除染システムに関心を示している。
  • 1万人未満および1万人以上の利用のある飲料水システムで、徹底的な現場調査能力がない場合の飲料水検査のサンプリング。とくに、これらの施設でよく使われている分析機器の干渉を最小にする前処理キットを、関心事項として挙げている。
 詳細については、EPAのウェブサイト、www.epa.gov/ncer/rfa/sbir2002.htmlを参照のこと。