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NSC発行「Safety + Health」2002年6月号
ニュース
WTC安全記録、好成績を達成
ニューヨーク − 世界貿易センター(WTC)罹災現場では、約3百万労働時間が経過したが、休業を伴う負傷者は、わずか35人にとどまると、OSHAは報告した。報告された35人に、生命が脅かされるケースはなかった。
「世界貿易センターにおける休業を伴う傷病率は、2.3である」と、ジョン・ヘンショーOSHA長官は発表した。「この現場での作業と比較できるものはないが、最も近い例は、解体を含む専門工事業である。専門工事業では、休業を伴う傷病率は4.3である」。
休業を伴う傷病率は、世界貿易センター跡地で作業する全業者から、傷病データを集計して求めた。傷病率は、OSHAへ報告すべき傷害件数を労働時間で除すという、通常の傷病率計算により算出した。この率は、罹災地で作業にあたる請負業者の従業員すべてを包含する。
ヘンショー長官は、シカゴでの全米労働衛生会議の講演で、世界貿易センター罹災地を最も安全な職場にするために、OSHAが、企業団体、労働組合、協会および政府機関と締結した協定を挙げた。
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