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NSC発行「Safety + Health」2002年6月号
OSHAの最新情報
労働省法務官、安全法規の積極的な施行を誓約
労働省の首席弁護士、ユージーン・スカリア氏は、安全法規を精力的に施行すると誓約、労働安全衛生規制の敵対者であるとの自身への批判に挑む。
アリゾナ州トゥーソン市で開かれた、アメリカ法曹協会の労働安全衛生委員会の会合で、スカリア氏は、事業者を対象とした、OSHAの安全規則遵守支援業務を支援する一方で、法規の施行は、「法務官室の特別な任務である。この任務に、私は、ひるまない。むしろ反対で、米国の弁護士であれば誰であれ、喜んで取り組むように、私は、この任務に取り組みたい」と述べた。
同氏のアジェンダは、「一流の法務」。スカリア氏は、「法規を超える安全衛生保護を熱心かつ効果的に主張する」労働組合とその弁護士を称賛した。
スカリア氏の労働法務官指名は、労組や多数の民主党議員の怒りを買った。彼らは、スカリア氏が、経営者側の代理人を務めた経歴や、クリントン政権の政策、とくにエルゴノミクスについて批判した著作を挙げた。
その結果、スカリア氏は、労働法務官として、労働安全衛生の熱心な擁護者とはならないのではないかとの懸念を口にする向きも出てきた。実際、トム・ダシュル上院多数党院内総務(民主党、サウスダコタ州)は、同氏の指名をめぐる上院の承認手続きの日程調整を妨げたため、ブッシュ大統領は、1月、議会休会時にスカリア氏を任命せねばならなくなった。この任命は、2002年度の議会会期中は有効である。
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