このページは国際安全衛生センターの2008/03/31以前のページです。
NSC発行「Safety + Health」2002年6月号

OSHAの最新情報


OSHA、聴力損失規則、筋骨格系障害規則を確約

 OSHAは、筋骨格系障害(MSD)や、職場の過度の騒音により引き起こされる聴力損失の記録に関し、新しい最終規則を今月末までに発表する予定であると述べた。
 OSHAは、筋骨格系障害と聴力損失の二つについては、1月1日付で発行した新しい記録保持基準からはずしていた。これは、ひとつには、筋骨格系障害条項が、同庁の採択したエルゴノミクス基準と合致しなかったからである。エルゴ基準は、その後、議会により廃棄された。ワシントンの全米製造者協会は、筋骨格系障害および聴力損失条項について、裁判で異議を申し立てたが、OSHAが、これらの条項を棚上げすると合意したため、訴訟を取り下げた。
 6月30日に新規則を発表し、2003年1月1日に発効させると、州政府は、独自の労働安全衛生プログラムを新しい記録保持規則に適合させるために、通常与えられる6ヶ月間を確保することができる。また、事業者も、コンピュータを補正する時間を与えられる。事業者は、およそ半数の州では、州政府の労働安全衛生当局の規制対象となっているが、州政府の規制は、少なくともOSHA連邦規則に合致していなければならない。