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NSC発行「Safety + Health」2002年6月号
OSHAの最新情報
移民労働者死亡災害予防計画 移民労働者、とくにヒスパニック系労働者の労働安全の改善をめざし、OSHAは、死亡・重大災害調査で、被災労働者すべての国籍、母国語についてのデータ収集を始める。
ジョン・ヘンショーOSHA長官は、毎年多数の移民その他の労働者が死亡する建設プロジェクトについて、事業場単位の情報を収集するのは、初の試みであると述べた。
「ヒスパニック系を含め、英語を話さない労働者に偏った、多数の労働死亡災害は、深刻な懸念である」と、ヘンショー長官は、労働者記念日式典で述べた。「これらの労働者は、アメリカでもっとも弱い立場にある。これらの労働者の安全を改善するため、われわれは、こうした事態を招いている根元的な問題や傾向を、はっきりと特定せねばならない」。
新しいデータ収集により、OSHAは、母国語や国籍を分析し、言語障壁やその他の危険因子が、労働死傷災害においてどのような役割を果たしているかを突き止める。OSHAは、これらの情報を用いて、こうした労働者の安全を改善するにはどうすればよいかを特定する。
OSHAはまた、初めて、1万3千の建設事業者からデータを収集する。これらのデータで、建設業における傷病の実態をよりよく把握し、傷病率が平均値を上回る事業場を重点的に監督する。
OSHAによると、データは、事業者へのアウトリーチ、遵法支援活動を絞り込むのにも用いる。データの恩恵にもっともあずかるのは、事業者であろう。建設産業は、概して、移民その他の労働者の死亡率が高い。
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