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NSC発行「Safety + Health」2002年7月号

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2000年度の休業災害、引き続き減少

 ワシントン − 労働統計局の報告によれば、休業を伴う傷病は、近年、減少傾向が、実質上減速してきたが、2000年度もどうにか、この減少傾向を維持した。
 労働統計局によると、2000年度の休業を伴う傷病は、1,664,000人で、1999年度の1,703,000人から2.3%減少した。
 これは、1999年度の対前年比1.6%減に比べ、大きい減少となった。しかし、減少幅は、過去4年間のうち、1997年、1999年、2000年の3年では、いずれも2%前後にとどまった。1995年、1996年、1998年の減少幅は、8%台である。
 トラック運転手は、休業を伴う負傷がもっとも多い。2000年度は136,000人で、1999年度の141,000人を下回ったが、近年、事業者が報告した最低水準を塗り替えるものではない。
 筋骨格系障害は、1992年度の784,000人から2000年度の578,000人へと、ひきつづき減少してきたが、それでも休業を伴う傷病者総数のおよそ35%を占める。