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NSC発行「Safety + Health」2002年7月号

OSHAの最新情報

食品・食肉労働者のための新エルゴ・ガイドライン

ヘンショーOSHA長官は、先日、食品・食肉産業向けの新しいエルゴノミクス任意ガイドラインを開発すると発表した。
 ナッシュビル市で開かれた米安全技術者協会の年次総会で、ヘンショー長官は、ガイドライン素案は、今年中に、国民の意見を求めて公開すると語った。
 食品流通研究所、全米食料雑貨商協会、全米鳥肉協議会および全米七面鳥連合は、ガイドラインの開発にあたり、OSHAと協力したい意向を示した。
 OSHA長官は、以前にも言及したテーマである、職場におけるエルゴノミクス問題の改善に向け、安全衛生諸団体の支援を期待すると述べた。労働条件の改善にあたり、安全衛生界は、OSHAのパートナーであるべきであると確信していると、長官は語った。
 「われわれは、座して妙案(エルゴノミクス基準)を待つわけにはいかない」と、ヘンショー長官は述べた。「いかなる討論においても、推進力として安全衛生を利用すべきだとは、私は思わない。安全専門家や労働者は、日々、安全衛生問題に直面している。私は、当局を尊敬に値するようにしたい。また、いくつかの障害や政争の具を排除していきたい」。
 エルゴノミクス対策のほか、当局が直面する2大課題は、OSHA職員の能力向上と、結果に基づく成果測定法の開発による有効性の立証であると、ヘンショー長官は語った。