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NSC発行「Safety + Health」2002年8月号

OSHAの最新情報

OSHA、ソルジャー・フィールド改修工事で、安全パートナーシップを締結

 フットボール・チーム、シカゴ・ベアーズの本拠地である、シカゴ市のソルジャー・フィールド改修工事における建設労働者の安全衛生の向上をめざし、建設会社、イリノイ州政府諸機関および労働省は、パートナーシップ協定に調印した。
 6月28日の調印式には、ジョン・ヘンショーOSHA長官、キャメロン・フィンドリー労働次官が出席した。本パートナーシップ協定は、安全な労働環境の確保に向けた協力活動の概略を述べたもので、傷病率を2.9人未満とする目標値をたてた。これは、建設産業平均の30%を下回る目標値である。新しい特定事業場向けの労働者訓練プログラムや、労使、OSHA、イリノイ州政府代表者から成る安全チームの設置などといった、新しい安全衛生イニシアチブが実施されている。
 本パートナーシップは、労働者が、落下、感電、溝掘り、掘削、足場、クレーン、機材等の移動などにからむ深刻な危害にさらされないよう、総合的な安全監査プログラムを実施する。
 「本パートナーシップは、建設産業における死亡災害や重度の負傷災害の予防を目標とする」と、マイケル・コナーズOSHA第V地域事務所長は語った。「そのためには、協力的かつ高度に協調された活動を要するが、本パートナーシップは、そのための枠組みを提供するものである」。