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NSC発行「Safety + Health」2002年9月号

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裁判所、ワシントン州エルゴ規則を支持
 ワシントン州タムウォーター − ワシントン州の新しいエルゴノミクス規則は、筋骨格系障害の予防をめざしたものだが、これに反対する企業連合の訴訟を、裁判所はこの度棄却、同規則を支持した。
 ワシントン州企業連合は、同州の労働産業省による同規則の制定は、権限を越えたものであり、恣意的かつ気まぐれな行為であり、正規の規則作成要件に従ったものではないと主張していた。
 サーストン郡上位裁判所のポーラ・ケイシー判事は、この主張を退けた。
 「これは、毎年5万件以上ものエルゴノミクス関連負傷に悩まされるワシントン州の労働者にとって、朗報である」と、労働産業省のゲイリー・モア部長は述べた。
 モア部長は、この判決で、州政府が2000年5月にこれらの法規を採択したのは、正当な行為であることが、確認されたと述べた。新しい規則は、7月1日に発効したが、施行は、2004年7月1日までに、段階的に導入される。