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NSC発行「Safety + Health」2002年9月号
ニュース
ホワイトハウス、市販の炭疽菌実地試験はあてにならないと宣言
ワシントン − ホワイトハウスは、先日、営利的な炭疽菌実地試験は、信用できるものではないと宣言、各当局にはこれを利用しないよう勧告した。 ホワイトハウス科学技術政策局は、250もの連邦政府機関、地方行政官、警察、消防局に対し、回覧を送付した。これは、炭疽菌と疑われる物質については、FBI(連邦捜査局)試験所に送付するよう、また、営利的な炭疽菌実地試験は、その購入、利用、依存を止めるよう、各当局に求めたものである。 ホワイトハウスによると、FBI試験所は、6時間以内に、炭疽菌かどうかを示す暫定数値を出さねばならない。また、連邦政府機関には、各々、郵便室で行っている日常の炭疽菌試験を止めるよう、勧告している。大半の郵便物は、現在、放射線照射されているからである。 ホワイトハウスの調査によると、営利的な炭疽菌実地試験は、いずれも、わずかな炭疽菌を見落とすこともあれば、炭疽菌がないにもかかわらず、誤って、菌が存在すると判定する場合もある。
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