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NSC発行「Safety + Health」2002年11月号

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労働者は長時間働くが、手際が悪い

 コネチカット州スタムフォード − 全米の事務労働者の約半数近くは、1日当たり9〜10時間を仕事に割いているが、最高の生産性を維持しているのは、その半分の時間にすぎないことが、ゼロックス鰍フ最近の職場調査で判明した。
 回答者の74%は、問題は、仕事量の増大にあるとしている。「今日の事務所は、かつて工場の現場でよくみられたのと同じ種類の生産性の問題に悩まされる可能性がある」と、ゼロックス社のダン・ホルツハウス法人事業戦略担当部長は説明する。「生産ラインの速度を上げると、品質や顧客の満足度、労働者の意欲を危険にさらす」。
 回答者は、「質の高い仕事」をするには、もっと時間が必要であると語っている。ゼロックス社は、生産性の消耗に最も関わっているのは、大量の書類や電子文書であるとしている。むしろ、仕事上の最良のアイディアは、休憩時間中に思いつく場合があると、調査は報告する。