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NSC発行「Safety + Health」2002年11月号

OSHAの最新情報

2001年の労働死亡率は不変

 ヘンショーOSHA長官は、労働統計局が最近発表した、2001年度全米労働死亡災害調査は、労働安全の確保に向けた「われわれへの厳しい督促状」となったと語った。
 ヘンショー長官は、労働安全衛生の重要性と生命の大切さに言及した。
 労働統計局によれば、2001年度の労働災害死亡者数は8,786人であり、このうち2,886人は、2001年9月11日の対米テロの犠牲者である。2001年度の統計は、対米テロで膨れ上がったが、それでも、負傷や疾病による死亡者数は、およそ並みとはいいがたいと、長官は語った。
 全体的にみて、2001年度の死亡率は、基本的には2000年度と変わらないと、労働統計局は報告する。死亡者数は、建設労働者、ヒスパニック系やラテン系労働者の間で増えており、また墜落・転落による死亡者も増えた。建設業における死亡者数は、1992以来最悪の水準で、2000年度の6%増、1,225人であった。
 製造業、殺人を原因とする死亡者数、若年労働者の死亡者数は、激減した。