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NSC発行「Safety + Health」2002年11月号

OSHAの最新情報

新しい路上作業ゾーン規則、12月11日発効

 交通標識、信号、バリケードに関するOSHAの新しい建設基準が、12月11日に発効する。
 OSHAは、この規則で、道路建設現場で毎年発生する死亡者数を100人以上、負傷者数を2万人以上減らせると期待する。全米幹線道路交通安全局(National Highway Traffic Safety Administration : NHTSA)によれば、全体でみると、道路建設作業ゾーンでの事故による死亡者数は、2001年度は1,079人で、2000年度の53人増と急増した。被害者の大半は、自動車に乗っていた人々である。
 新規則は、交通制御の改善、より有効な保護服の使用、作業員に対する追加情報やガイダンスの提供を義務付けている。本規則は、連邦幹線道路局(Federal Highway Administration : FHWA)の1971年の統一交通制御対策マニュアル(Manual on Uniform Traffic Control Devices)第4章に代えて、1993年版、または2000年版のいずれかに従うよう義務付けている。OSHAは、最も関係のある事業者については、すでに1996年より、更新されたマニュアルを遵守するよう義務付けてきたと言及した。