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NSC発行「Safety + Health」2002年12月号

OSHAの最新情報

OSHA 審議会、連邦政府の労働安全の改善を模索

OSHAが、民間の職場の監督業務をこなす一方、連邦政府機関労働安全衛生審議会は、連邦政府の労働安全の改善に向け、全連邦機関の幹部研修を支持している。この16人からなる審議会は、連邦政府職員の安全衛生問題について、OSHAに勧告するために設置された機関で、連邦政府幹部研修プログラムを通じて、政府上級管理職のための研修を提案している。
政府機関の労働安全に関し、上級管理職に責任感を与えようという発想である。
OSHAのトム・マープル連邦政府機関プログラム室長は、研修の主目的は、労働安全衛生・環境管理を、連邦政府機関の最重要価値として位置づけることであると語った。政府機関内で安全衛生行動を推進することで、「有能な労働者を確保・保持することができ、また、同様の課題を有する他者とのパートナーシップや協力関係を構築することができる」とマープル氏。
ジョン・ヘンショーOSHA長官は、この提案を推進すると確約。「すでに開発されたこのすばらしい仕事に取りかかり、みなに納得させるよい機会であると思う」と長官。審議会は、1月に再度、会合する。