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NSC発行「Safety + Health」2003年1月号

ニュース

うつ病検査は企業収益を改善

 シカゴ − 抑うつ性障害により、年間推定430億ドルの経費が発生、このうち170億ドルは、労働損失日数を表す。しかし、米国労働環境医学学会(American College of Occupational and Environmental Medicine)が先日発表した意見書によると、うつ病検査プログラムは、うつ状態の従業員を特定するのに効果的かつ安価な方法であり、最終的には先に挙げた経費を縮減する。
 意見書によると、うつ病従業員を特定するもっとも単純な方法は、過去2週間に落ち込む、意気消沈する、絶望するなどの状態があったか、また、何をするにも興味を失うといったことはなかったかを、医師が問診するというものである。
 適切な診断と治療で、うつで悩む従業員は、臨床的に改善をみせるようになり、その結果、職場での生産性が向上すると、意見書は述べている。
 意見書の全文は、www.acoem.org/guidelines/article.asp?ID=54で閲覧できる。