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NSC発行「Safety + Health」2003年3月号

OSHAの最新情報

港湾パートナーシップ、造船所の傷害減少をめざす

 OSHAとサンディエゴ港船舶修理協会(Port of San Diego Ship Repair Association)は、カリフォルニア港の造船所労働者を傷害や事故から保護することをめざし、提携した。
 サンディエゴ港船舶修理協会は、同港にある30社以上もの船舶修理会社で構成されており、業務の95%を同港に停泊する米海軍の船舶の修理が占める。1月17日に発表された協定では、大事故のリスクを排除し、労働者の深刻な傷病を予防する旨、確約している。
 パートナーシップに参加する事業者は、首脳陣レベルで、労働者の参加を得た公式な安全衛生プログラムを確約しなければならない。各社は、OSHAの臨検など複数の分野で、労働者の参加を得た労使合同安全衛生委員会を設置しなければならない。事業者はまた、常勤の安全衛生責任者をおき、安全衛生問題を是正する、差し迫ったリスクを引き起こす作業を中止させるといった権限などを与えなければならない。