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NSC発行「Safety + Health」2003年3月号

OSHAの最新情報

OSHA、レイシオン・エアロスペース社、安全対策で和解

 OSHAと、ミシシッピー州マジソン市のレイシオン・エアロスペース有限会社は、およそ75ヶ所で米政府航空機を保守する同社従業員の転落・墜落に関わる安全問題に対処する旨、全社規模で和解した。
 レイシオン社は、1月15日、各事業場であらゆる種類の転落・墜落防止設備を用い、航空機上で作業する従業員向けの、転落・墜落の危険に関するわかりやすい訓練プログラムを確立する旨、合意した。これで、レイシオン社従業員が政府所有の航空機の保守作業にあたっている、コロラド州フォート・カーソン市およびテキサス州コーパス・クリスティ市の軍施設に対する召喚問題は決着した。同社は、従業員の苦情申し立てをもとに行われたOSHAの臨検の結果、召喚された。
 レイシオン社は、航空機上で作業する従業員のために、4フィートを超える高さからの転落・墜落の危険を特定するため、総合的な安全監査を実施し、必要な是正措置を講ずる旨、合意した。同社はまた、転落・墜落の危険に関する従業員の懸念を報告させるシステムを確立・維持し、報告のあった懸念事項やこれらに対する是正措置を追跡する四半期毎の報告書を作成する。OSHAは、監査中、抜き打ち検査をする権限を有する。