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NSC発行「Safety + Health」2003年4月号

ニュース

屋内空気基準、喫煙所は適用除外

 シカゴ − アメリカ暖房・冷却・空調エンジニア協会(ASHRAE)によると、屋内空気の質に関する基準の新しい補遺は、基準の適用範囲を非喫煙空間に限定、喫煙空間については臭気管理の手引きを付け加えることとなる。
 ANSI(米国規格協会)/ASHRAE基準62−2001、「屋内空気の質を許容範囲に保つための換気」基準は、換気の最低限の回数を設定、そのほかにも商業ビル、団体ビル向けに最低限の要件を定めている。
 補遺62oは、喫煙ラウンジを屋外空気の換気要件からはずし、喫煙が想定される空間については要件を引き下げた。補遺はまた、タバコの臭気管理に換気装置を使うよう記しているが、健康への影響については取り扱っていない。
 アメリカ暖房・冷却・空調エンジニア協会は、昨冬の会合で、補遺62oその他の4補遺を承認した。補遺はすべて、www.ashrae.orgで閲覧可。