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NSC発行「Safety + Health」2003年6月号
産業特集
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金工業資材業者、環境・衛生対策に取り組む
ニュージャージー州リトル・フォールズ −
ニュージャージー州リトル・フォールズ市を拠点とする市場調査会社、クライン&カンパニー社が先日発表した調査によると、北米の金工業用液体を取り扱う資材業者は、法規改正を先取りして、安全衛生、環境問題に注力している。 労働安全衛生庁(OSHA)、国立労働安全衛生研究所(NIOSH)、全米自動車労組(UAW)その他の団体からの圧力を受けて、企業各社は、NIOSHが勧告する金工業用液体エアゾールの暴露許容限界を満たすよう、大規模な対策を講じている。 金工業用液体業者の一番の関心の的は、ミストのレベルを減少させた製品である。金工業企業は、輸送機器、組み立て金属製品、機械産業に属するものも含めて、鉱油を使わず、濃度を希釈してミストのレベルを下げた高付加価値の合成品に益々注目している。
金工業用液体による衛生・環境への影響を改善するもうひとつの方法は、植物性油や合成エステルを原料にした製法にありそうである。今回の調査によれば、こうして作られる製品からの空中浮遊ミストは、石油系ミストが引き起こすような健康問題を生じず、また植物性油は、実際のところ、鉱油より潤滑性に優れている。
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