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NSC発行「Safety + Health」2003年6月号

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海軍施設工事司令部、死亡災害ゼロ
ワシントン − 海軍施設工事司令部(NAVFAC)は、請負人から一人の死者を出すこともなく2002年度の幕を下ろし、安全の里程標を祝った。達成期間は、世界各地の建設契約の4,200万延労働時間、32億ドル分に相当する。
 NAVFAC司令官のマイケル・R・ジョンソン少将は、ゼロ災達成は、文官、武官、請負人のチームワークの所産であると述べた。NAVFACは、世界各地の米海軍沿岸施設の企画、設計、建設を管理、13,500人の労働者を雇い、海軍、海兵隊連合戦闘部隊を支援する。ジョンソン少将によると、司令部の業務の88%は、民間部門に発注されている。
 「請負人の死亡災害ゼロの達成は、まったく驚異的である。祝賀するにふさわしい偉業である」と、コニー・デウィット海軍省安全担当次官補は述べた。
 「われわれは、世界でも最高のパートナーを仕事仲間に得ようと最善を尽くしている。というのも、いつの日か、パートナーが、納税者に向け、われわれの顔を映すからである。パートナーが、われわれを代表するのである」とジョンソン少将。
 「現場の〔元方請負人〕、〔下請け請負人〕、供給業者が安全に焦点を合わせなかったら、われわれがどうしたところで、かれらのやり方に影響力を行使することはできないだろう」とも付け加えた。
 ジョンソン少将は、建設現場での死亡災害ゼロが達成しにくいものであることを、4月中旬までの2003会計年度ですでに死亡災害が1件発生したことを引いて、説明した。「われわれは、こうした数字をできるだけ低く抑えなければならない」とジョンソン少将。
 全米安全評議会(NSC)運輸安全グループのチャック・ハーリー副会長は、4月18日、ワシントン海軍工廠で、NAVFACに対し、NSCの優秀賞を授与した。