このページは国際安全衛生センターの2008/03/31以前のページです。
|
 |
 |
|
NSC発行「Safety + Health」2003年6月号
産業特集
調査報告。医療労働者はラテックス過敏症ではない
デンバー −
ミルウォーキー市のウィスコンシン医科大学小児科・内科助教授のアスリアニ・チウ医学博士による調査では、医療労働者のラテックスに対するアレルギー反応は低水準である。 3ヶ所の大規模復員軍人医療センターで実施した調査によると、実際にラテックス・アレルギーであったのは、労働者のわずか0.6%に過ぎなかった。事務ないし介護に携わる労働者の90%以上は、ラテックスへの過敏反応を示さなかった。 しかし、調査を実施した病院では、もっぱら無粉または減粉ラテックスの手袋を使用していたとチウ助教授は指摘する。以前の調査では、粉加工手袋と高率のラテックス過敏症との間に関連性がみられた。 調査には、1999年11月から2001年4月までの間、約2,000名が参加した。協力を得た医療機関は、ウィスコンシン州マディソン市の復員軍人医療センター、シカゴ市のレイクサイド復員軍人医療センター、ミルウォーキー復員軍人医療センターである。 調査は、国立労働安全衛生研究所(NIOSH)、アトランタ市の疾病対策予防センター(CDC)、メリーランド州べセズダの国立衛生研究所(NIH)、復員軍人省からの資金協力を受けたものである。
|
|