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NSC発行「Safety + Health」2003年6月号

産業特集

 サービス業 

OSHA、ハンド・クリーナーより手洗いを奨励


ワシントン − 労働安全衛生庁(OSHA)は、最近の解釈書簡で、血液や感染の恐れのあるものに触れた場合は、事業者は、ハンドクレンザー(手用洗浄剤)を使用させるのではなく、労働者に石鹸と流水で手洗いをさせなければならないと述べている。
 書簡は、ワシントン市のアメリカ医療協会からの1月3日付の質問に答えたものである。同協会は、アルコールを主成分とするペーパータオルは「医療現場での手の除染に有効な手段」と考えられるかと質問した。
 リチャード・フェアファックス監督プログラム局長が作成したOSHAの回答には、「手は、適切な石鹸と流水で洗わねばならない」とある。
 書簡はまた、感染源または血液に暴露する現場で洗面所が利用できない労働者は、ハンドクレンザーまたはペーパータオルを用いてもよい、と付け加える。しかし、暴露した労働者は、「出来るだけ早く」石鹸と流水で洗わなければならない。
 書簡によれば、血液や感染の恐れのあるものに業務上暴露していない場合は、殺菌ハンドクレンザーの使用は適切である。