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NSC発行「Safety + Health」2003年6月号
産業特集
旅客機客室乗務員、SARS対策を要求
ワシントン −
旅客機客室乗務員協会、米国労働総同盟産業別労働組合会議(AFL-CIO)は、連邦航空局(FAA)航空医宛てに、重症急性呼吸器症候群(SARS)に罹病しないよう、旅客機客室乗務員を保護するために、当局から緊急指令を発令するよう要請する書簡を送った。 書簡は、「『微量の接触』でも、病気を蔓延させるとの証拠がある」と述べている。また、「病気は、急速に拡がっており、標準的な規則作成経路を活用している時間がない」とも主張している。 同協会の書簡はまた、連邦航空局に以下を要請している。
- 「危険地域から/へ発着する、または危険地域内のフライト」の乗務員に対し、アトランタ市の疾病対策予防センター(CDC)またはジュネーブ市の世界保健機関(WHO)が承認した非ラテクッス系手袋とマスクを支給するよう、航空会社に義務付ける。
- マスクや手袋を着用しない乗務員を懲罰しない。
- 航空会社に「徹底した、定期的な手洗いや、ひとの顔に触れないことの重要性を乗務員に伝達する」よう義務付ける。
- 「WHO、CDCや国の衛生当局が勧告するとおり、乗客の適格審査基準を開発、実行、実施するよう」航空会社に義務付ける。
- 「飛行中、乗客に症状が出た場合について、乗務員に適切なガイダンスを提供するよう」航空会社に義務付ける。
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